ドライブレコーダーの駐車監視ができない時に確認すべき事

こんにちは!ドライブレコーダー専門家で「車とカー用品の研究室 LaBoon!!」編集長の鈴木朝臣です。

この記事は、Google検索エンジンで「ドライブレコーダー+駐車監視できない」というキーワードで検索している方向けの回答記事です。

このキーワードで検索されている方は、駐車監視機能付きのドライブレコーダーを購入したものの、いざ駐車監視をしようと思ってエンジンをオフにしても電源が落ちてしまうと言った状況に見舞われているものと推察されます。

そこでこの記事では、ドライブレコーダーで駐車監視が出来ない方向けにいくつかの確認すべきチェックポイントを解説します。

駐車監視用の常時電源ケーブルを使っているか?

これは最も基本的な事ですが、ほとんどの駐車監視対応のドラレコは、以下のような3色の駐車監視用のケーブルを使用しなければ駐車監視モードをアクティブにする事が出来ません。

ドラレコに付属するシガープラグタイプのケーブルは、エンジンをONにした時だけ電流が流れるアクセサリー電源を使用して動作させます。

一方で駐車監視対応ドラレコは専用の3色の駐車監視用ケーブルを使用する事で、駐車中もカーバッテリーから電力を貰って録画を行います。

従ってお手持ちのドライブレコーダーがシガーケーブルで車に繋がっている場合には、駐車監視は出来ません。

専用の駐車監視用ケーブルを購入して、ケーブルをヒューズに接続し直す必要があります。

これらのケーブルは機種固有となっているものが多い為、該当する機種の商品ページなどで対応するケーブルを確認しましょう。

3色の駐車監視用ケーブルをする機種は、通常の場合にはエンジンをオフにすると一定時間経過後に駐車監視モードが起動します。

駐車監視の設定はONになっているか?

これは最も基本的な事ですが、最新のドライブレコーダーはメニュー画面から駐車監視のON/OFFや、各種設定を変更する事が出来ます。

まずはこの設定がONになっているかどうか確認しましょう。

また、最近は減りつつあるものの、従前のユピテル・ケンウッド製品ではこのような駐車監視用のケーブルにディップスイッチが付いたボックスがあます。

このボックスのスイッチでタイマー設定や駐車監視機能をON/OFFに設定する機種も存在しますので、こちらのボックスの設定確認も必要です。

カットオフ電圧は適正ですか?

ドラレコの駐車監視モードは、車の鉛バッテリーからの電力を使用して駆動する為、延々と駆動させ続けた場合にはバッテリーを使い切ってしまい、バッテリーが上がってしまいます。

その対策として各社のドラレコには、バッテリー保護の為に電圧の低下を検知してドラレコの電源を落とす「電圧カットオフ」という機能備わっています。

これが製品よっては11.6V~12.6Vなどと幅の広い値になっていますので、駐車監視モードが起動しない場合には、一度テストの為に最低値に下げてみましょう。

なお、低い電圧でのカットオフ設定での運用を継続的に繰り返すした場合、バッテリーの寿命が縮みますので、長時間の駐車監視を繰り返すような場合には、外部バッテリーとの併用をおすすめします。

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それでも解決しない場合

それでも症状が改善されない場合には、3色の駐車監視用のケーブルを誤った回路に取り付けた可能性があります。

一般的な日本メーカーのドラレコの場合、このケーブルの配色と配線は以下の通りです。

・黄色:BATT、常時電源系統のヒューズ
・赤:ACC(アクセサリー)系統のヒューズ
・黒:GND、ボディアース(車体の金属剥きだし部分に固定されているボルト)

一方でVANTRUEやVIFFO、70maiなどの中国メーカーの場合、この配線の赤と黄が逆転している事があります。

・赤:常時電源(通常は赤はアクセサリー電源)
・黄:アクセサリー電源(通常は黄は常時電源)
・黒:GND、ボディアース(車体の金属剥きだし部分に固定されているボルト)

この赤と黄の配線を正しく取っていない場合、エンジンオフと同時にドラレコはシャットダウンします。

まとめ

以上、ドライブレコーダーで駐車監視できない時に確認すべきポイントについてまとめました。

これで解決しない場合には、ドラレコのファームウェアを最新のものにする、microSDカードを別のものにする、それでも解決しないようなら、該当メーカーのサポートに問い合わせする事をおすすめします。

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